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「年収を大きく上げたいけれど、普通の転職エージェントで求人を眺めているだけでいいのだろうか」——マネジメント経験や専門スキルを積んできた方ほど、そんな迷いを抱えやすいものです。実は年収800万円を超える求人の多くは一般の求人サイトには公開されておらず、ハイクラス層に特化した転職エージェントを経由しないと出会えません。
この記事では、ハイクラス転職の定義や市場動向のデータを踏まえながら、ハイクラス転職エージェントの選び方と、目的別におすすめできる4社を比較して紹介します。

そもそも「ハイクラス転職」とは?年収の目安を知る
- ハイクラス転職は一般に「年収800万円以上」の求人・転職を指すことが多い
- 年収800万円を超える給与所得者は全体の1割強にとどまる希少な層
- マネジメント経験・専門スキル・実績が評価の中心になる
転職業界で「ハイクラス」という言葉に厳密な定義があるわけではありませんが、多くのハイクラス特化型エージェントでは「年収800万円以上」を一つの目安として求人を扱っています。管理職・専門職としての実績や、事業を動かした経験が重視される点が、一般的な転職市場との大きな違いです。
では、年収800万円というのはどれくらい「上位」の水準なのでしょうか。国税庁の調査データを見ると、その希少性がよく分かります。

| 年収階級 | 給与所得者に占める割合 |
|---|---|
| 300万円以下 | 32.0% |
| 500万円超〜800万円以下 | 24.7% |
| 800万円超〜1,000万円以下 | 5.8% |
| 1,000万円超 | 6.2% |
800万円を超える層は合計しても1割強にとどまり、決して「ちょっと頑張れば届く」水準ではないことが分かります。だからこそ、年収800万円以上のポジションを狙うのであれば、その層の求人を専門的に扱うエージェントの力を借りる意味が大きくなります。
転職市場全体の動向をチェックしておこう
- 2026年のdoda転職求人倍率は2倍台後半で推移
- 企業の中途採用意欲は依然として高い水準を維持
- 倍率が高い=求職者優位な「売り手市場」の目安になる
ハイクラス層に限らず、転職市場全体の需給バランスを把握しておくことも判断材料になります。パーソルキャリアが発表している「doda転職求人倍率」は、求職者1人あたりに何件の求人があるかを示す指標です。

2026年1月は2.57倍、3月は2.39倍、6月は2.55倍と、いずれも2倍を大きく超える水準で推移しています。求人数が求職者数を上回る状態が続いており、企業側の採用意欲は底堅いといえます。ただし、これはあくまで市場全体の平均値であり、ハイクラス帯の非公開求人はこの数字には表れてきません。だからこそ、専門エージェントが持つ独自の求人ネットワークが重要になります。
一般的な転職エージェントとの違い
「普段使っている転職エージェントと何が違うのか分からない」という声もよく聞きます。主な違いを表にまとめました。
| 項目 | 一般的な転職エージェント | ハイクラス特化型エージェント |
|---|---|---|
| 主な年収レンジ | 〜600万円台が中心 | 800万円〜2,000万円超 |
| 求人の公開状況 | 公開求人が中心 | 非公開・スカウト型求人が多い |
| コンサルタントの専門性 | 幅広い業界を横断的に担当 | 業界・職種別に特化したプロが担当 |
| サポートの内容 | 求人紹介・面接日程調整が中心 | キャリア戦略の設計や年収交渉まで伴走 |
| 対象となる経験 | 未経験〜中堅層まで幅広い | マネジメント経験・専門スキルを重視 |
ハイクラス特化型エージェントは、求人の「量」よりも「質」で勝負しているのが特徴です。担当者自身が同じ業界出身であるケースも多く、専門的なキャリア相談ができる点も強みです。
ハイクラス転職エージェントの選び方3つのポイント
- 得意領域が自分のキャリアと合っているか確認する
IT特化、コンサル特化、グローバル特化など、エージェントごとに強い業界・職種が異なります。自分の経験や希望する業界と重なるエージェントを選ぶことで、マッチする非公開求人に出会いやすくなります。 - 非公開求人・スカウト求人の質を見る
ハイクラス転職では非公開求人の比率が高いため、初回面談でどれだけ具体的な求人を提示してもらえるかが見極めのポイントになります。 - 年収交渉・キャリア戦略まで伴走してくれるか
単に求人を紹介するだけでなく、現在の市場価値の分析や年収交渉の代行まで行ってくれるかどうかで、転職後の年収に差が出ることがあります。
1社だけに絞らず、2〜3社に登録して求人の量と質を比較しながら進めるのも有効な方法です。ただし比較のために手当たり次第登録すると面談日程の管理が煩雑になるため、自分の軸に合う数社に絞るのがおすすめです。
おすすめハイクラス転職エージェント比較4選
ここからは、目的別に強みが異なるハイクラス転職エージェントを4社紹介します。それぞれ得意領域が違うため、自分のキャリアに近いサービスを選んでみてください。
| サービス名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| TechGo(テックゴー) | ITエンジニアのハイクラス転職に特化 | IT・エンジニア職で年収アップを狙いたい人 |
| Groovement Agent | コンサル・DX・スタートアップのCxO直結非公開求人 | 経営幹部候補やDX推進人材を目指す人 |
| マーズキャリア | 若手ハイクラスに特化し年収UPにコミット | 20〜30代でスピード感ある年収アップを狙う人 |
| Samurai Job | グローバル・外資系のハイクラス転職に特化 | 外資系・グローバル企業を目指す人 |
TechGo(テックゴー)|ITエンジニアのハイクラス転職に特化
TechGo(テックゴー)は、MyVisionが運営するITエンジニア向けのハイクラス転職エージェントです。エンジニアリング組織のマネジメント経験やアーキテクト経験など、専門性の高いキャリアを評価してくれる非公開求人を扱っており、現職でIT・Web業界にいる方が年収アップを目指す際の選択肢として検討する価値があります。
Groovement Agent|コンサル・DX・スタートアップへの転職に強い
▶ Groovement Agentの無料転職相談はこちら(公式サイト)
Groovement Agentは、株式会社Groovementが運営するエージェントで、コンサルティングファームやDX推進部門、スタートアップのCxOポジションなど、経営に近い非公開求人を多く扱っているのが特徴です。事業会社での企画・マネジメント経験を、経営幹部としてのキャリアに転換したい方に向いています。
マーズキャリア|若手ハイクラスの年収アップに特化
マーズキャリアは、株式会社ZEROGRAが運営する20〜30代の若手層に特化したハイクラス転職エージェントです。「年収UPへのコミット」を掲げており、スピード感を持ってキャリアアップを実現したい若手ビジネスパーソンとの相性が良いサービスです。
Samurai Job|グローバル・外資系ハイクラス転職なら
Samurai Jobは、ムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼスが運営する、グローバル企業・外資系企業への転職に強いエージェントです。海外拠点との折衝経験や語学力を活かしたキャリアを考えている方、外資系企業特有の選考プロセスに詳しいサポートを受けたい方におすすめです。
ハイクラス転職を成功させるためのコツ
- 初めての転職でもハイクラスを実現している人は少なくない
- 年代・性別による達成率の差も踏まえて戦略を立てる
- 実績を「数字」で語れるように棚卸ししておく
JACリクルートメントが公表しているデータによると、40代の利用者のうち年収800万円以上を実現した割合は次のようになっています。

全体では60.7%、男性64.0%、女性48.1%が年収800万円以上を達成しており、年代や性別によって難易度に差があることも見て取れます。また、初めての転職でハイクラスを実現した人が一定数いるというデータもあり、「転職回数が少ないから不利」と決めつける必要はありません。重要なのは、これまでの実績を「売上◯%改善」「チーム◯名のマネジメント経験」のように定量的に語れる形へ棚卸ししておくことです。
ハイクラス転職の注意点・よくある失敗
ハイクラス転職には独特の注意点もあります。事前に押さえておくことで、ミスマッチを防ぎやすくなります。
- 年収だけで転職先を決めてしまう:年収が上がっても裁量権や働き方が合わず、短期離職につながるケースがあります。求める役割や組織文化とのフィット感も必ず確認しましょう。
- 在職中の情報収集を怠る:ハイクラス求人は動きが早いため、退職してから探し始めると好条件の非公開求人を逃しやすくなります。在職中から情報収集を始めるのが基本です。
- 転職理由の一貫性が伝わらない:年収だけを理由にすると、面接官に「定着しないのでは」という印象を与えかねません。キャリアの方向性と結びつけて説明できるように準備しておきましょう。
よくある質問
Q. ハイクラス転職エージェントは何歳から使えますか?
A. 明確な年齢制限を設けているサービスは少なく、20代後半〜50代まで幅広い層が利用しています。ただし、マネジメント経験や専門スキルの実績が求められるため、経験の浅い20代前半では紹介できる求人が限られる場合があります。
Q. 年収800万円未満でも登録できますか?
A. 多くのハイクラス特化型エージェントは、現在の年収そのものよりも今後の市場価値やポテンシャルを見て面談を行っています。現年収が800万円未満でも、経験やスキル次第で対応してもらえるケースがあるため、まずは相談してみる価値があります。
Q. 複数のハイクラスエージェントに同時登録してもいいですか?
A. 問題ありません。むしろ得意領域の異なる2〜3社に登録し、紹介される非公開求人の幅を広げるのは一般的な進め方です。ただし面談スケジュールの管理は煩雑になりやすいので、本記事で紹介したような得意領域の違いを踏まえて絞り込むのがおすすめです。
まとめ
年収800万円以上のハイクラス転職は、給与所得者全体の1割強という希少な枠を狙う戦いです。だからこそ、非公開求人を多く抱える専門エージェントを味方につけることが近道になります。自分のキャリアの方向性に合ったエージェントを選び、実績の棚卸しと在職中からの情報収集を進めておきましょう。
参照ページ/引用元:
・パーソルキャリア「doda転職求人倍率 2026年6月・2026年第1四半期レポート」
・パーソルキャリア「doda転職求人倍率 2026年1月」
・パーソルキャリア「doda転職求人倍率 2026年3月・2025年第4四半期レポート」
・国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」
・JACリクルートメント「40代ハイクラス転職の実情ー転職市場や年収傾向を解説」
新卒で入った会社を1年で辞め、情報がないまま手探りで転職活動をした経験があります。その後HR・人材業界で7年間、採用や転職支援の現場に携わってきました。「知っていれば防げた遠回り」を減らせるよう、業界で得た知見とデータをもとにした転職・キャリアの情報をこのブログで発信しています。エージェント選びや書類の書き方など、実践的な内容を中心に更新中です。
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