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転職の面接が終わったあと、「お礼メールは送ったほうがいいのだろうか」「かえって印象が悪くならないか」と迷う人は少なくありません。マナー本によって言うことが違い、結局どうすればいいのか分からないまま面接当日を終えてしまうケースも多いはずです。
この記事では、実際の調査データをもとに「お礼メールを送る人はどれくらいいるのか」「送った人はどう感じているのか」を確認したうえで、送るべきタイミングや基本マナー、シーン別の例文、避けたいNGパターンまで、面接後のお礼メールに関する疑問をまとめて解説します。
結論からいえば、お礼メールは選考の合否を直接左右するものではありません。ただし、正しい書き方とタイミングで送ることで、面接官の記憶に好印象を残せる可能性のある行動です。まずは実際のデータから、どれくらいの人が送っているのかを見ていきましょう。
そもそも面接後のお礼メールは必要なのか
- お礼メールは法律やマナーの絶対ルールではなく「送ると加点になり得る任意の行動」
- 実際に送っている転職経験者は全体の2割程度にとどまる
- 選考結果を大きく左右するものではないが、印象に残りやすい
マイナビ転職が転職活動経験者1,967名を対象に行った調査によると、面接後にお礼メールを送った人は全体のわずか20.8%でした。残りの79.2%は送っていないという結果です。

つまり、お礼メールを送る転職者は少数派です。裏を返せば、丁寧なお礼メールを送ることで、他の候補者との差別化につながる可能性があるということでもあります。採用担当者にとっても、面接時の会話だけでは伝わりきらなかった熱意や人柄を知る材料になります。
お礼メールを送った人の実感「送ってよかった」が6割超
- お礼メールを送った人の62.7%が「送ってよかった」と回答
- 理由の多くは「感謝の気持ちを伝えられた」「人柄を知ってもらう機会になった」
- 選考通過の有無にかかわらず、後悔のない行動として評価されている
同調査では、実際にお礼メールを送った人のうち62.7%が「送ってよかった」と回答しています。「スキルや経験だけでなく、人柄を知っていただく機会になった」「面接していただいたことへの感謝の気持ちを伝えられたから」といった声が挙がっており、結果にかかわらず満足度の高い行動であることがうかがえます。

お礼メールは「送ったから必ず有利になる」ものではありませんが、「送って後悔した」という人はごく少数です。迷っているなら、送っておいて損はないと考えてよいでしょう。
お礼メールを送るべきケース・送らなくてもよいケース
すべての面接で必須というわけではありません。状況に応じて、送る価値が高いケースとそれほど気にしなくてよいケースを整理しておきましょう。
| 送る価値が高いケース | それほど気にしなくてよいケース |
|---|---|
| 1対1で長時間話した、役員クラスとの面接だった | 集団面接・グループディスカッション形式だった |
| 面接官が入社への熱意を重視していそうだった | 応募企業が「お礼メール不要」と案内している |
| 他の候補者との差がつきにくい競合の多い求人だった | 選考スケジュールがすでにタイトで急いでいる |
| 面接中にうまく伝えきれなかったことがある | 転職エージェント経由で企業とのやり取りを代行してもらっている |
特に、社長や役員が面接官を務める小規模企業や、少人数体制のベンチャー企業では、お礼メールが担当者の記憶に残りやすい傾向があります。一方、大手企業の集団面接などでは、必須と考えすぎる必要はありません。
お礼メールの基本マナー
送ると決めたら、次のポイントを押さえて作成しましょう。マナー違反があると、かえってマイナス評価につながるおそれがあります。
- タイミング:面接当日中、遅くとも翌日の午前中までに送る。時間が経つほど熱意が伝わりにくくなる
- 宛先:日程調整でやり取りした採用担当者に送る。転職エージェント経由の場合は担当のキャリアアドバイザーに一言伝えれば十分
- 件名:一目で内容が分かるように「◯月◯日 面接のお礼(氏名)」のように簡潔に書く
- 本文の構成:挨拶と名乗り→面接の感謝→具体的な感想や意欲→結びの一文、の順に短くまとめる
- 文字数:長文は避け、3〜5行程度、全体で300〜400字程度に収める
- 送信環境:誤字脱字がないか送信前に必ず読み返す。装飾・絵文字・色文字は使わない
なお、電話でのお礼は担当者の業務を中断させてしまう可能性があるため避け、都合のよいタイミングで確認できるメールで伝えるのが基本です。転職エージェントを利用している場合は、企業に直接連絡せず、まずは担当のキャリアアドバイザーに相談してから対応するとスムーズです。
【状況別】お礼メールの例文集
実際にどのような文面で送ればよいのか、シーン別の例文を紹介します。自分の状況に合わせて言葉を調整してください。
一次面接後の例文
件名:一次面接のお礼(山田太郎)
株式会社◯◯ 人事部 ◯◯様
本日はお忙しい中、面接のお時間をいただき誠にありがとうございました。◯◯様のお話を伺い、貴社の事業に対する理解がより深まるとともに、入社したいという思いが一層強くなりました。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
山田太郎
最終面接後の例文
件名:本日の最終面接のお礼(山田太郎)
株式会社◯◯ ◯◯様
本日は最終選考の機会をいただき、誠にありがとうございました。改めて貴社で働きたいという気持ちが強くなり、これまでの経験を活かして貢献したいという思いを強くいたしました。
何卒よろしくお願い申し上げます。
山田太郎
オンライン面接後の例文
件名:本日はオンライン面接のお礼(山田太郎)
株式会社◯◯ ◯◯様
本日はオンラインにて面接のお時間をいただき、ありがとうございました。画面越しではございましたが、◯◯様の丁寧なご説明のおかげで社風や業務内容について理解を深めることができました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
山田太郎
選考を辞退する場合の例文
件名:選考辞退のご連絡(山田太郎)
株式会社◯◯ ◯◯様
先日は面接のお時間をいただき、ありがとうございました。誠に勝手ながら、諸事情により今回の選考を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このような結果となり申し訳ございません。
貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
山田太郎
お礼メールでやってはいけないNG例
- 誤字脱字がある:確認不足という印象を与え、ビジネススキルへの評価を下げる原因になる
- 定型文だけで個人の言葉がない:テンプレートをコピーしただけと分かる内容は熱意が伝わらない
- 長文になりすぎる:採用担当者は多忙なため、要点が伝わらない長文は逆効果
- 絵文字や過度な装飾を使う:ビジネスメールとしてふさわしくない印象を与える
- 選考結果を催促する内容を書く:お礼メールと選考結果の催促は別物として扱う
- 深夜や早朝に送信する:時間帯にも配慮し、常識的な時間に送る
お礼メール以外の不安も、転職エージェントに相談するという選択肢
お礼メールの文面ひとつとっても、「これで本当に大丈夫だろうか」と一人で悩んでしまう人は多いものです。面接後のフォローだけでなく、日程調整や条件交渉まで任せられる転職エージェントを活用すれば、こうした細かな不安を軽減しながら選考に集中できます。
たとえば株式会社ワンキャリアが運営する「ワンキャリア転職」は、実際の選考体験談や面接での質問内容といった「中の人のクチコミ」を蓄積しているのが特徴です。過去の選考データをもとにしたプロのアドバイザーによる支援を受けられるため、お礼メールの書き方も含めて、面接後の立ち回りに迷ったときに相談しやすいサービスといえます。

よくある質問(FAQ)
Q. お礼メールを送らなかったら不合格になりますか?
A. お礼メールの有無だけで合否が決まることはほとんどありません。選考は面接での受け答えや経歴が中心に評価されるため、送らなかったからといって過度に心配する必要はありません。
Q. お礼メールへの返信は必要ですか?
A. 採用担当者からお礼メールへの返信があった場合、基本的には再度返信する必要はありません。どうしても返したい場合は、一言お礼を添える程度の短い文面で十分です。
Q. LINEやチャットツールで面接連絡をやり取りしている場合も、お礼はメールで送るべきですか?
A. 企業が普段からLINEやチャットツールで連絡している場合は、同じツールで簡潔にお礼を伝えても問題ありません。やり取りしてきた手段に合わせるのが基本です。
Q. 転職エージェント経由の応募でも、企業に直接お礼メールを送ってよいですか?
A. エージェント経由の場合、企業への連絡はキャリアアドバイザーを介するのが基本です。お礼を伝えたい気持ちがあれば、まずは担当者にその旨を伝え、企業への連絡方法について確認してもらいましょう。
参照ページ/引用元:
マイナビ転職「【例文あり】面接後、お礼メール・お礼状は送るべき?基本の書き方・注意点」
リクルートエージェント「面接後のお礼メールは必要?お礼メールの書き方・例文・注意点を解説」
新卒で入った会社を1年で辞め、情報がないまま手探りで転職活動をした経験があります。その後HR・人材業界で7年間、採用や転職支援の現場に携わってきました。「知っていれば防げた遠回り」を減らせるよう、業界で得た知見とデータをもとにした転職・キャリアの情報をこのブログで発信しています。エージェント選びや書類の書き方など、実践的な内容を中心に更新中です。
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